研究室旅行と新歓遠足を行いました。

 2月10日(火)~13日(金)の3泊4日で、井上先生と学生3名が韓国の加耶・新羅の遺跡を訪れました。釜山、金海、高霊、大邱の各都市で、古墳を中心とする遺跡や博物館を見学し、非常に密度の濃い4日間になりました。10日の夜に釜山入りし、2日目はまず福泉博物館・福泉洞古墳群、東莱貝塚を見学しました。その後、金海に移動し、国立金海博物館と大成洞古墳群、大成洞古墳博物館を訪れました。金海博物館ではちょうど大成洞古墳群にかんする特別展「時間の共存 金海大成洞古墳群」が開催されており、日本列島との密接な交流を示す鉄製品や青銅製品などを間近に観察できました。また、低丘陵に立地する古墳群を歩くことで、当時の人々の空間認識を肌で感じることができました。3日目は大邱に向かい、国立大邱博物館に加え、慶北大学校の博物館や考古学研究室を訪問しました。研究室では朴天秀先生に挨拶をしたのち、学部生や院生の方々と交流する機会に恵まれました。同じ考古学を志す同世代の皆さんと意見を交わし、調査研究への情熱に触れたことは、私たちにとって大変大きな刺激となりました。夜の懇親会(日韓戦)はなかなか厳しい戦いとなりました…最終日は高霊に移動し、池山洞古墳群と大伽耶博物館を見学しました。山の尾根に沿って大小の墳丘が連なる壮大な光景は圧巻でした。また、大規模な殉葬を伴う大伽耶の王墓(44号墳)を復元ではあるものの実物大で見学できました。日本の古墳と比較しながら構築技術や社会構造を考える上で、非常に貴重な経験となりました。学生3人ともはじめての訪韓でしたが、文献や図面を通してしか知らなかった遺跡や遺物を直接目にして、そのスケールや地理的な環境を実感できたことは、何物にも代えがたい学びとなりました(4回生 中村聡太)。

                                             

大加耶博物館にて

慶北大学校の朴先生や卒業生、学生たちとの懇親会

 新学期が始まってから、5月10日(日)には、新入生歓迎の遠足を実施しました。JR信太山駅で集合して徒歩で移動し、弥生文化博物館で常設展示と春季特別展「Revisit 弥生文化」を観覧しました。その後、池上曽根遺跡史跡公園を見学し、学生たちは弥生時代の復原建物の大きさに驚いていました。昼食を挟んで、堺市博物館を観覧し、ちょうど仁徳天皇陵古墳の副葬品の一部とみられる金銅装刀子や甲冑片が展示されていました。堺市博物館では学芸員の海邉博史さん(卒業生)に解説いただきました。次に、仁徳天皇陵古墳およびその周辺を見学したのち、堺市役所の展望ホールからの眺めを楽しみました。新入生は10名が参加し、2回生以上は10名が参加しました。当日は少し歩くと汗ばむほどの陽気で、早くも初夏の訪れを感じました。ビールが美味しい季節ですね(井上)。