タイヤに組込んだ摩擦帯電センサの出力

現在では,タイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が広く採用されるようになり,タイヤ空気圧や温度の監視による安全性の向上が図られている.また,路面と唯一接しているタイヤから接地面の情報を収集解析し、路面情報やタイヤの状態を把握するセンシング技術も一部実用化されている(1).すなわち,タイヤと路面の接触状態を検出できれば,タイヤと路面の摩擦力やタイヤの摩耗量をモニタすることが可能となり,自動車の安全性向上に対して極めて有意義であると考えられる. 一方,タイヤと路面の接触状態の検出をタイヤ内部に設置したセンサで行おうとすると,タイヤ内の温湿度環境や振動が過酷な条件となるため,その環境に適したセンサが少なく,あったとしても高価であると推定される.また,モニタした接触状態をタイヤ外部へ送る際にはワイヤレス通信を用いる必要がある.さらに,それらのセンサやワイヤレスユニットを駆動するための電源がタイヤ内部に必要となり,その電源として電池を用いた場合,その交換が極めて面倒なものとなる. そこで,我々は電源を必要とせず,かつ発電が可能であり,柔軟でシンプルな構造の摩擦帯電センサが,この用途に適していると考えた.本研究では,我々が開発したシリコンゴムベースの摩擦帯電センサをチューブ入りタイヤへ組込み,摩擦帯電センサの出力を加速度センサ出力と比較して,センサの基本的な出力特性を確認した(2). 別ウィンドウで開きます→詳細はこちら...
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日本機械学会誌2018.12月号に特集記事が掲載されました

IoT電源としての振動発電技術 IoTの中核技術として、センサおよび得られたデータの転送技術が注目されている。将来多くのセンサ素子が室内外を問わず配置され、ネットワークにつながることが予想される一方、通信機能を備えたセンサデバイス(センサノード)への電源供給に対して新しい技術の導入が求められている。現在、これらセンサノードの駆動を目的とした、環境発電技術(Energy harvesting:エナジーハーベスト)が注目されている。環境中に存在する未利用の微小エネルギーをかき集めて電気に変換することで、電池の交換や電源配線が不要となり、あらゆる場所に分散配置したセンサの駆動およびそのデータ転送が可能となる。環境エネルギーとして最もポピュラーな太陽光による太陽電池以外に、熱、電波、気流や機械振動の利用が検討されている。環境発電技術の中で、振動エネルギーを用いた振動発電は、太陽電池が使用できない環境やウェアラブル機器への応用が期待されている。機械的エネルギーを直接電気に変換する高効率な発電原理が求められており、一般的な大電力用の発電では用いられなかった発電方式により実用化に向けた開発が検討されている。本稿では、IoT技術における微小エネルギー源として振動発電技術を取り上げ、特に圧電、静電、および摩擦発電について、その技術的な特徴と現状について紹介する。 ▶ 詳しい内容についてはこちら(機械学会の会員のみ閲覧可能です)...
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関西大学プレスリリースに掲載されました

ビーコン信号の発信による位置情報やスマートフォンなどのバッテリー充電も可能! 従来の 100 倍以上の発電量を有する摩擦発電機を開発 ~ たった 1 歩で LED10 個以上が点灯!靴のインソールで 0.6mW/ステップの発電量 ~ ▶ 詳細は、コチラ(PDFファイルが別ウィンドウで開きます)...
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