准教授 矢野 将文

1971年2月6日 和歌山県生まれ
大阪工業大学 工学部応用化学科 1993年 卒業
大阪工業大学 工学研究科 前期博士課程 1995年 修了
大阪市立大学 化学研究科 後期博士課程 物理有機化学 1997年 修了
大阪市立大学 博士(理学) 学位取得 1998年3月
立命館大学 博士研究員 1997年10月1日~1999年3月31日
大阪市立大学 学振研究員 1999年4月1日~2000年3月31日
関西大学 助手 2000年4月1日〜
関西大学 専任講師 2005年4月1日〜
サウサンプトン大学 在外研究員 2009年度
関西大学 准教授 2010年4月1日〜

JR全線乗破 2015年8月
全国全線乗破 2023年8月

担当教員の矢野先生についてのページです。化学同人の『有機化学1000本ノックシリーズ』の著者で、同誌の『月刊化学』の連載も執筆していました。幼少期の夢は福本豊。しかし、自分は盗塁王にはなれないと悟り、その後紆余曲折の末に大学教員となりました。いつもチャラチャラ鳴っています。専門は有機半導体と有機磁性体(本人は磁性体の方がお好き?)。大学教員という堅苦しい感じは無く、重鎮教授特有の威圧感も皆無であります(但し、声と体はデカいです。まぁ、気にすることなかれ。)。学生との壁は作らず、フレンドリーで気さくに話しかけてきます。研究室は毎日うるさいくらい賑やかです(というか必然的にそうなります)。話の内容は、化学の話2割、鉄道道楽の話3割、阪神タイガースの話2割、子どもの話2割、自転車、カメラ含めその他1割です。最近では地元の話、ピンポイントの政治家の話、時事ニュースのすごい細かい所の話なども多いです(なぜ学生の興味が湧きにくいことばかりに関心がいくのか・・・)。講義での姿のまま、毎日10時間以上!?何らかの仕事をしています(本人談、真偽不明)。
とにかく喋るのが好きで、担当講義では前の方に座っている学生中心に喋り相手を探していきます。見つけたら休み時間から積極的に話しかけていきます(話の内容は上記の通りです)。話しかけられるのが嫌な人は後ろの方に避難しましょう。ただ、友達になっている学生ほど成績が良いというのは確かにあります。色々アドバイスを貰えたり、理解度をその都度確認されたり、沼にはまりかけた時に助け出せるからです。また、講義をサボると一発でバレるというのもあります。なので、必然的に勉強するようになる(せざるを得ない)ということになります。よく個室で個別の質問対応をしています。味方に付けると強いと思いますよ、はい。
講義前の感じや趣味などを聞くとゆるーい感じに見えてくるかもしれませんが、実際には内面は超きちっとしています。これは研究室に入らない限り完全にはわからないことですが、自分の身近な学生ほど徹底と完璧に限りなく近い状態を求めてきます。公に出て恥ずかしくない欠陥のない人間にするために皆をビシバシシゴいてきます。なかなかしんどいししつこいですが、ここで甘やかしても将来の何のためにもならないという本人の意思が見えてくるので好感は持てます!?
偶に変なスイッチが入ることがあり、一度やり出すと気が済むまでは絶対に止めません。本人曰く、荒れ狂った波や嵐(=博士後期課程)もこの心のおかげで乗り越えられたのだとか。実際にこういう場面に遭遇した時は、遠くにいる熊を見つけたが如くそーっと身を引き関わらないのが賢明です。
自他共に認める大の電車好きで、JRは完乗、2023年、ついに全国全線完乗達成しました。しかし、これだけでは飽き足らないのか、現在は廃線巡りもやっています。3日くらい連続で休みが取れれば、お子さんの状況にも依りますが大抵「乗り鉄」をしに行きます。近郊での写真撮影だけではなく、一眼レフ込の重装備で東北とか普通に行きます。観光をする気は全く無いので、着いたら一瞬で帰ります。名物料理も食べません。よしの・・・、まつ・・・・・・や、マク・・・・・ド。「長男/次男を〇〇(電車の名前)に乗せに連れて行ったらなアカン」とかよく嘆いていますが、絶対に本人も(一番)楽しんでいます。ちなみに、鉄道を乗り切るのは「博士(後期)課程を取るより大変やった」そう。ある路線の延伸部にせいぜい15分乗るためだけに新幹線などを数時間乗り継いで行くことに対して、「自分は一体何をしているのだろう」とふと我に返る瞬間が偶にあるんだとか。とは言いつつも、ずっと続けているので心の答えは“Absolutely Significant”なのでしょう。
JRおおさか東線の延伸部となにわ筋線の開通の日には大学を飛び出して開通式を見に行くことを公言しており、その日に講義や会議が入らないことを切に願っています。稀に、「鉄分が足りない」と不健康を匂わす発言をすることがありますが、これは決してFeのことではなく「鉄道分」のことなので、テキトーに向日町や鳥飼の車両基地にでも行かせておけば勝手に元気になって戻って来ます。ついには、「しんどい研究活動の中やったら道楽は絶対にやらなアカン」と自身の鉄活を正当化してきます。研究室の学生は皆色々ツッコミたいことがありますが、何を言っても変わるわけがなく、逆に自分達の休みが減ったら嫌なので結局誰も何も言い出せずにいます。鉄道について語りたいことがたくさんあるようですが、歯止めが利かなくなって厄介なことになるのは明らかなので、このHPの1ページも死んでも与えないというのが編集者の使命になります。

とにかく大学教員にはいない珍しいタイプの人ですので、ご自身の最も良いように扱って(利用して)下さい。