
報告者 |
東アジア文化研究科 1年次 王天恵 |
渡航先 |
イタリア(ローマ大学) |
研究活動期間 |
2023年9月12日 ~ 2023年9月19日 |
目的・概要
ローマ大学を訪れて研究の発表を行った。
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
英語の学会には参加したことがあるが、これまではコロナ感染症の影響で、現場で西洋の研究者と直接交流する機会がなかった。西洋の研究者の研究方法や視点は、私が普段接しているものとは違っているので、勉強になった。また、年の近い若い学者が一緒にこの学会に参加したこともあり、それを機に友人になった。今後、より多くの機会を通して彼らと長期的な研究交流関係を築くことを望んでいる。
初めて欧州に行って資料を調べた時、一番行きたかった図書館はBibliotheca Apostolica Vaticanaだったが、会議期間中Bibliotheca Apostolica Vaticanaが休みだったため、結局行けなかった。Bibliotheca Apostolica Vaticanaの収蔵は宣教師や欧州と中国の文化交流を研究する学者たちにとって価値があるので、将来的にさらに調査する機会があることを期待する。
Bibliotheca Apostolica Vaticana以外に行ってみたい図書館は、Accademia Nazionale dei Linceiの図書館。ヨーロッパで最初の科学研究機関として、科学研究に関する多くの写本を所蔵している。各学科の概念の誕生初期の構成を理解するために重要な意義がある。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
初めてヨーロッパに行って資料調査を行ったため経験が乏しく、Biblioteca Casanatenseには行けなかった。でも3日目にAccademia Nazionale dei Linceiに調査に行ったときはかなりうまく調査できた。Accademia Nazionale dei Linceiの司書さんはとても親切である。イタリア語ができず、英語でしか会話ができなかったにもかかわらず、資料の調査を順調に行った。

