
| 報告者 |
| 法学研究科 2年次 西村巧 |
| 渡航先 |
| アメリカ(エモリー大学、バージニア大学) |
| 研究活動期間 |
| 2026年3月19日 ~ 2026年3月29日 |
目的・概要
①エモリー大学(Stuart A. Rose Manuscript, Archives, and Rare Book Library)にてサム・ナン上院議員の個人文書に関する史料調査
②バージニア大学(Albert and Shirley Small Special Collections Library)にてジョン・ウォーナー上院議員の個人文書に関する史料調査
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
今回のアメリカ渡航の目的は、エモリー大学とバージニア大学にてサム・ナン上院議員とジョン・ウォーナー上院議員の個人文書を調査・収集することである。一般に、米国の上院議員の個人文書は、議員の出身大学に所蔵されることが多い。今回の調査では、両上院議員の文書がそれぞれジョージア州とバージニア州に所在しており、国内移動によって一つの行程で調査可能であったため、両大学において調査を実施した。
私はレーガン政権期に交渉された信頼醸成措置を研究しており、今回の調査では、1987年に設立された核リスク低減センター(NRRC)について、その提案者であったナンとウォーナーに着目して史料調査を行った。
現地では、上院議員の個人文書の調査が初めてであった私に対してアーキビストたちが各史料やファイルの特徴などを丁寧に説明してくれるなど、助言を得ながら調査を進めることができた。その結果、NRRCの設立に関する史料に加え、もう一つの分析対象である1984年に合意されたホットライン協定に関する史料も収集することができ、想定外の収穫もあった。
また土曜日は、大学図書館のリサーチルームが閉まっているため、エモリー大学から車で約20分の場所に位置するジミー・カーター大統領図書館・博物館を訪問した。カーターは私が研究対象とするレーガンの前任の大統領であり、1970年代後半以降の「新冷戦」について理解する上で重要な大統領である。 特に、カーター政権下で発生し、「新冷戦」に突入する大きな転換点となったソ連によるアフガニスタン侵攻、およびカーターからレーガンへの政権交代につながった1980年の大統領選挙に関する展示を通じて、当該時期の米国内政治や国際情勢に対する理解を深めることができた。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
海外での研究や調査は決してハードルが低いものではありませんが、その分得られる経験や気づきは大きいと思います。また海外渡航を通して、国内では得られない人との出会いや文化的な経験ができることも海外での研究活動の大きな魅力の一つだと思います。是非一歩踏み出して挑戦してみてください。



