
| 報告者 |
| 心理学研究科 1年次 藤原花音 |
| 渡航先 |
| ベルギー(リューベン大学、ブリュッセル王立音楽院) |
| 研究活動期間 |
| 2025年11月10日 ~ 2025年11月15日 |
目的・概要
関西大学大学院「考動力」「革新力」育成プロジェクトの「海外協定大学等との研究交流」に参加しました。
自身の研究テーマである「余韻」という感性体験を探究する上で、異文化の視点を取り入れることは感性体験における普遍性と文化特異性の理解を深める重要な機会となります。本プログラムを通して、多様な文化背景に基づく視点に触れ、研究テーマをより一層深化させることができました。
【具体的な活動内容】
リューベン大学の塔におけるカリヨン演奏の体験および演奏者へのインタビュー
リューベン大学図書館の見学および文学研究科シンポジウムへの参加
音楽博物館の訪問・施設見学
ブリュッセル王立音楽院への訪問、音大生との音楽交流およびインタビュー調査
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
目に映る景色や環境などすべてが新鮮で、同じ出来事でも普段とは異なる場所で考えることで、新たな視点や感覚が得られました。研修期間を通して日常生活では得られない距離感から物事を捉えることができ、研究に直結するデータを収集できただけでなく、研究をさらに前進させるための新しい発想も得られました。
何より、研修旅行で同行できた他の研究科仲間や先生方ともさまざまな議論ができたことは何より楽しく、貴重な時間でした。非常に有意義で、学びの大きい体験となりました。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
研究を深めるためには、対象を近くから見る視点と、遠くから全体像を捉える視点、いわばピントを調整する能力が必要であると感じています。しかし、日常の環境の中では、自分の研究を客観的に見る距離を取ることは容易ではありません。
海外に行くということは、物理的に普段の自分から離れる行為とも言えます。その距離は能力に関係なく強制的に自分と研究を俯瞰する視点を与えてくれると感じます。そしてその結果、これまで見えなかった視点から研究を捉え直すことができ、研究の意味や位置づけがより鮮明になると感じます。まだ学びの途中にある私たちにとって、この距離が生む洞察はとても貴重だと思います。
今回の自身の経験と考えを踏まえて、ぜひみなさんにも異なる環境で研究と向き合う経験を積むことをお勧めします。


