
| 報告者 |
| 心理学研究科 1年次 藤原花音 |
| 渡航先 |
| アメリカ サンディエゴ |
| 研究活動期間 |
| 2025年11月16日 ~ 2025年11月22日 |
目的・概要
国際学会 Society for Neuroscience2025(SfN)に参加しました。この学会は神経科学分野で最大規模を誇り、約30,000名が参加する大きな国際学会です。ポスター発表やシンポジウムを聴講することで、自身の研究テーマをより深く探究することができました。また海外の研究者と交流できたり、研究テーマに近い領域の教授から直接アドバイスをいただけたことは非常に貴重な経験でした。
この経験を通して、国際的な場で研究を展開したいという思いが一層強まり、今後も積極的に国際的な研究活動に取り組んでいこうと決意する機会となりました。
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
今回が初めての国際学会であり、同時に初めてのアメリカ渡航でもありました。渡航手続き(ESTAの取得など)で戸惑う場面や小さなトラブルもありましたが、それらも含めて学びの多い経験となりました。学会の雰囲気は日本の学会とは大きく異なり、その規模、参加者の熱気、研究に向き合う姿勢など、すべてが新鮮でした。研究者という存在に対するイメージさえ変わるほどの刺激を受けました。
また、他国の研究者と友人になったり、日本の研究者の方々に挨拶し交流できたりと、知識だけでなく人的なネットワークを広げる大変良い機会にもなりました。非常に充実した渡航となりました。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
研究するということは、単に実験や調査をして論文を書くだけではなく、「研究とは何か」「どのような研究者を目指すのか」といった、研究の哲学や自身の根幹を問い続ける営みでもあると考えています。国際学会に参加することは、まさにその問いを見つめ直す貴重な機会でした。「こういう研究者がいるのか」「こういう研究の形があるのか」というシンプルな気づきであっても、研究者を志す私たち学生の段階においては非常に大きな意味を持つと思います。
今回の経験を通して、国際的な環境に身を置くことの価値を強く実感しました。海外での活動に少しでも興味がある学生には、ぜひ早い段階で挑戦してみてほしいと思います。



