報告者
理工学研究科 1年次 薗田峻輔
渡航先
ベトナム ホーチミン
研究活動期間
2025年9月14日 ~  2025年9月19日

目的・概要


 水産加工会社との共同研究として、水産物加工工場における加工廃棄物より機能性成分を探索し、その機能性食品素材としての可能性をin vivo試験で評価した。この結果をホーチミンで開催されたThe 2025 (17th) International Conference and Exhibition on Nutraceuticals and Functional Foodsでポスター発表した。

 発表にはアジアだけでなく様々な国の参加者が訪れ、自身の研究の今後の展開や修正点について有益な議論をすることができた。また、この研究が水産加工会社の経営安定化や、海洋の環境負荷の低減に繋がることを、世界に発信することができた。

現地の様子や渡航を通じて感じたこと


 ベトナム南部の都市ホーチミンは、大阪とよく似た気候で気温湿度ともに高かった。日本のチェーン店や日本製のメトロもあり、国同士の強固な結びつきを感じた。タンソンニャット空港からホーチミン市街へは、タクシーのぼったくりに注意。

  海外の研究者との交流を通じ、よりグローバルな課題解決に向けた研究の方策などを考えるきっかけとなった。また、お互い母語話者ではない中、英語で議論することは難しかったが、研究に対する熱意を感じ、私も伝えることができた。

今後、海外で研究活動をする関大生へ一言


 国際学会への参加は、グローバル化が進む現代において、非常に良い経験になると思います。国や地域によって研究のホットなトピックは異なり、自身の視野を広げることに繋がります。積極的に海外の研究者たちと交流し、現地を観光し、多様な視点や文化に触れてみてください。