
報告者 |
文学研究科 3年次 李逸飛 |
渡航先 |
中国 南京(南京大学) |
研究活動期間 |
2025年9月4日 ~ 2025年9月8日 |
目的・概要
南京大学で開催された「第20回国際芥川龍之介学会ISAS大会」(2025年9月5日~9月7日)に参加しました。特集テーマ「芥川文学と中国古典、そして世界文学」に関する数多くの研究発表と講演を聴講しました。
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
国際芥川龍之介学会は日本近代文学研究におけるもっとも有名な学会の一つで、日本にある本部を中心に、韓国・中国・台湾・ヨーロッパ・アメリカに支部を置き、毎年、国際シンポジウムを開催しています。今回の大会は南京で行われ、中国の研究者はもちろん、日本と韓国からの研究者も数多く参加していました。発表者は学生が少なく、大半は大学教員でした。よって研究発表の質が非常に高く、とても勉強になりました。
学会名の通り、総体的なテーマは「芥川文学」ですが、実際の発表テーマはばらばらで、日本近代文学研究が主で、古典文学の研究もありました。場所は中国の南京でしたが、主催側と参加者の大半は日本人であるため、参加者全員は日本語でコミュニケーションをとっていました。母国でそのような場面を見るのははじめてなので、ちょっと面白く思いながら、日本と中国の「協同」を実感しました。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
国際学会は研究活動を行う場所だけではなく、貴重な交流の場でもあります。機会があればぜひ参加してみてください。
