
報告者 |
法学研究科 1年次 西村巧 |
渡航先 |
ベルギー(ブリュッセル・ルーヴェン) |
研究活動期間 |
2025年2月25日 ~ 2025年3月2日 |
目的・概要
・外務省NATO代表部/NATO本部 国際軍事幕僚部 協調的安全保障局担当者との意見交換
・EU日本政府代表部 科学技術フェローの方とのランチミーティング
・欧州議会に併設するEUの歴史が展示されているParlamentariumの訪問
・ブリュッセル自由大学(ULB)で実施されたワークショップへの参加とULBの博士課程の学生との意見交換
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
NATO(北大西洋条約機構)において実務担当者の方から、実務家の立場からの貴重な意見を伺うことができた。近年の深刻な国際情勢の中でNATOの存在感は拡大している。そのNATOの取り組みが如何なる役割を担っているのか、NATOと日本を含むパートナー国との協力が如何に重要であるかを考える良い機会となった。
ランチミーティングでは、ヨーロッパと日本の学生交流や日本人学生のヨーロッパ留学のためのプログラム等について意見交換を行った。また、今後予定されているいくつかの留学プログラムについてもご紹介いただいた。その中で、日本の学生が海外で勉強や研究を行うことの重要性を共有した。
Parlamentariumでは、欧州連合(EU)創設の経緯などについての展示があり、EUが民主主義という価値観を重視していることを改めて感じることができ、ヨーロッパにおける地域統合についての理解を深めることができた。また、ULBでのワークショップは専門外の内容ながら他分野の知見を得る貴重な場となった。これに加えて、ULBでは同じ国際関係論を専攻する博士課程の学生との意見交換を行うことができた。同世代の研究者との議論は、自分の研究について考える上でも良い刺激となった。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
今回は、「考動力」・「革新力」人材育成プロジェクトのプログラムの一つとしてベルギーを訪問しました。海外での活動や交流と聞くとハードルが高いように思えるかもしれませんが、このような機会を見つけたら是非思い切って参加してみてください。



