報告者
東アジア文化研究科 3年次 陳暁淇
渡航先
中国 杭州(浙江工商大学)
研究活動期間
2024年6月21日 ~  2024年6月26日

目的・概要


 2024年6月21日から26日まで、中国・杭州の浙江工商大学で開催された学会に参加し、近代翻訳史に関する講義を受講し、資料調査を行いました。この機会を通じて、自身の研究内容、背景及びその影響を深く理解することを目指しました。

現地の様子や渡航を通じて感じたこと


 会議では、近代翻訳史に関する多くの研究者の講演を聴くことができました。特に印象深かったのは、多くの研究者が日本の中国近代化への影響に注目しつつも、それぞれ異なる視点からアプローチを試みていた点です。また、年配の著名な研究者たちが最前線の研究に対しても高い関心を示しており、その姿勢に感銘を受けました。彼らは博士課程の学生たちの研究や学術的進展に対しても深い理解と関心を寄せており、支援を惜しまない姿勢が見受けられました。

 さらに、会議中には約三時間の昼休みが設けられており、周囲の学生たちと自由に意見交換を行う貴重な機会がありました。会話を通じて、学生たちが共通して抱える学術的な悩みが見えてきました。たとえば、先行研究や研究資料の不足に対する不安や迷いを抱えることが多く、こうした悩みは共感を呼びました。しかし、異なる研究背景を持つ私たちは、互いに積極的に助言を交わし合うことができ、非常に有意義な交流を行いました。このような相互作用は、研究活動を進める上で極めて貴重な体験となりました。

今後、海外で研究活動をする関大生へ一言


 困ったときにはぜひ周囲の人々に相談し、支え合いながら進んでいってください。