報告者
心理学研究科 2年次 宮澤道子
渡航先
ギリシャ アテネ(The 16th World Conference for Person-Centered and Experiential Psychotherapy and Counseling)
研究活動期間
2024年9月8日 ~  2024年9月14日

目的・概要


 The 16th World Conference for Person-Centered and Experiential Psychotherapy and Counseling(国際学会への参加・口頭発表)

現地の様子や渡航を通じて感じたこと


 渡航を通して感じたことは安全体制の準備と気持ちをオープンにすることの大切さです。飛行機の乗り方もわからないようなほぼ初めての海外渡航で、現地のホテルの道を迷ってしまいました。治安が良くなく、携帯の地図や滞在先への電話もうまくいかず、事前に登録していた関西大学の海外渡航のサポートシステムに電話をして無事にホテルにつきました。日本語での対応はとても安心しました。渡航先で問題が起こったときに何とかしなければならないのは自分ですが、それを支えるサポートやサポートを得るための準備(海外旅行保険やサポートの連絡先の確保や外務省の渡航先情報が手に入る旅レジへの登録等)は重要だと感じました。

  学会では言葉の問題や文化の違いで、言いたいことが伝わらなかったり、相手のことがわからなかったりしましたが、フレンドリーに接するうちに研究者の友達ができました。自身の研究発表内容についての意見を聞き、自分の研究の言葉の使い方や選び方について学びました。ワークショップでのディスカッションでは、心理学を学ぶことに至った個人の経験や、多様な人々がいる中でいま現在感じている疎外感やコミュニティの温かさについてはグルーブメンバー全員が同じ気持ちで理解できることであり、一体感を味わうことができました。

今後、海外で研究活動をする関大生へ一言


 海外に慣れていないと最初はカルチャーショックや期待とのギャップなどで、ネガティブな気持ちになるかもしれませんが、気持ちも体も外に出すことを心がけていると、必ず何か変わります。
 また私は英語が得意でなかったので、今回の学会発表の事前準備として関西大学国際部が実施している他大学合同の英語でのディスカッションの講座や研究推進部が行っている英語プレゼン講座に参加しました。これらの講座に参加したことで学会でのディスカッションや口頭発表にとても役立ちました。関西大学は皆さんを支援する様々な講座やイベントがあるので、ぜひ情報収集して自分のために役立ててください。皆さんのご活躍と幸運を祈っています!