
| 報告者 |
| 文学研究科 3年次 楊珺屹 |
| 渡航先 |
| トルコ イスタンブール、ドイツ フランクフルト・ベルリン、ポーランド ポズナン |
| 研究活動期間 |
| 2026年8月15日 ~ 2026年8月31日 |
目的・概要
トルコで開催された国際地理学連合(IGU)大会と、ポーランドで開催されたヨーロッパ日本研究協会(EAJS)国際会議に参加し、研究発表を行った。
また、ドイツでは、集落空間と歴史、文化的記憶との関係について現地調査を行った。
現地の様子や渡航を通じて感じたこと
渡航前は、写真や文献を通して各国の風景を想像していたが、実際に現地を訪れると、街の音や人々の暮らしなど、それだけは伝わらない多くの発見があった。
トルコのイスタンブールでは、IGU大会において、認知地図を用いた集落空間構造の可視化について発表した。フェリーから眺めたボスポラス海峡、カモメの声、旧市街の歴史的建築物、街のいたるところで自由に暮らす猫たちが印象的であった。ヨーロッパとアジアが交差するこの街は、想像以上に活気があり、どこかロマンチックな雰囲気を持っていた。
ドイツのフランクフルトとベルリンでは、街路や建築物を観察しながら、歴史と記憶が現在の都市空間にどのように残されているのかを調査した。街全体から秩序や厳格さが感じられる一方、精緻な装飾が施された教会や歴史的建築物には、長い年月をかけて受け継がれてきた美しさがあった。
ポーランドのポズナンでは、EAJS国際会議において、沖縄北部の集落における祭祀空間の認知と公共性について発表した。重厚な石造りの建築物や石畳の街並みから長い歴史を感じるとともに、現地の豊かな食文化にも触れることができた。
三か国を実際に歩いたことで、都市や集落の空間は、建築物や道路だけでなく、人々の日常、歴史、記憶、食文化などが重なり合って形成されていることを改めて実感した。海外の研究者との交流や現地での経験は、自分の研究を新たな視点から見直す貴重な機会となった。
今後、海外で研究活動をする関大生へ一言
海外での研究活動に興味があれば、不安や分からないことがあっても、まずは一歩を踏み出してみてください。実際に現地を訪れ、異なる文化や研究者の考えに触れることで、自分の研究を新たな視点から見直すことができます。計画どおりにいかない経験も含め、行動した先には、きっと予想していなかった学びや出会いがあると思います。



