報告者
理工学研究科 1年次 渡邊悠河
渡航先
フランス トゥールーズ
研究活動期間
2026年7月5日 ~  2026年7月13日

目的・概要


 フランス・トゥールーズにて、開催されたWorld Conference on Transport Research (WCTR) 2026に参加し、口頭発表と今後の研究計画に関するディスカッションを行いました。
 WCTRは、交通分野や都市空間分野の研究が発表される国際学会で、今大会も1,000人以上の専門家が世界中から集い研究の発展に努めていました。

 口頭発表は、スマートフォンのGPSから取得される行動データを用いた商店街の来街者の行動分析等について発表しました。本研究は、現在進めている研究の基礎的な知見を得られた研究で、質疑応答において新たな視点を頂くなど、論理の根本から再度見直すいい契機となり、有意義な発表となったと感じています。また、現在取り組んでいる都市シミュレーションモデルの構築についても、モデル構築の経験を有し、世界のモデルに詳しい、Kasetsart UniversityのAssoc. Prof. Dr. Varameth Vichiensanに45分ものお時間をいただき、モデルの構想について貴重なご意見を頂けました。

現地の様子や渡航を通じて感じたこと


 トゥールーズ市内は、見渡す限りレンガ造りの建物で統一されており、圧巻の統一感をもつ街並みが広がっていました。歩道沿いのパラソルの下で食事を楽しむ人々の様子や歴史ある大聖堂など、日本ではなかなか触れる機会のない都市空間を実際に体感することができました。

 また、フランスの方々の温かい人情にも数多く触れる機会がありました。往路の列車移動では、沿線火災の影響で約3時間車内待機することとなり、車内アナウンスは全てフランス語でしたが、隣席の方が英語で内容を説明してくださったほか、ホテルへの到着が深夜になることを代わりに電話で伝えてくださいました。このほかにも滞在中には親切に接していただく場面が多く、安心して現地での活動を行うことができました。 欧州への渡航費は高騰していましたが、本支援により国際研究活動へ参加する機会をいただけたことで、学会での研究交流に加え、美しい都市景観や現地の文化、人々の温かさを直接体感するという貴重な経験を得ることができました。

今後、海外で研究活動をする関大生へ一言


 海外での活動は、高額な旅費や言語・文化の違いなど、躊躇する要因も少なくありません。私自身も最初は不安がありました。しかし、上述のような研究面での学びに加え、現地の文化や人々との交流を通じて、自身の視野や価値観を大きく広げる貴重な経験となりました。人としても一歩成長できたと実感しており、参加して本当によかったと心から感じています。