菅原研究室への大学院進学を目指す方へ

投稿者: | 2023年5月1日

大学院生の受け入れ方針

 わたしは学部では地域や時代にかかわらず幅広く映像研究について講じていますが、大学院の場合は基本的にわたしの専門と合致する方を受け入れる方針です。わたしの研究状況についてはこちらをご参照ください

 できる限り事前に電子メールでコンタクトをとっていただくよう、お願いいたします(sugawara[アットマーク]kansai-u.ac.jp)。そのさい、ご自身の研究課題の概要と研究計画についてA4用紙2枚程度にまとめた資料(日本語)、および卒業論文の要旨(A4要旨2枚程度、日本語・英語・中国語のいずれかの言語)を参考資料として添付してください。受入可能性のある場合は、わたしの方からお返事を差し上げます。その後の進め方は個別に相談させてください。

 外国人研究生・外国人留学生試験の出願を希望される方で、学部時代に映像史・映像美学関連の卒業論文を書いた経験が無い方は、本学文学部への編・転入学試験をお勧めしています。本学文学部では卒業要件として約20,000字の卒業論文が必修となっているためです。

カリキュラムについて

 本学文学研究科は、一学科多専修制を敷いています。映像文化専修が提供できる授業数には限りがあるため、博士課程前期課程(修士課程)を修了するにあたっては、他専修の選択科目も多数履修しなければなりません。
 大学院に進学された映像文化専修の学生さんには、映像文化専修の他の教員が担当する科目も、もれなく履修してもらうことになります。カリキュラム上は必ずしも必修科目ではありませんが、映像文化専修の方針としてあらかじめご承知置きください。

 わたしの狭義の研究領域は中国語圏の映画史ですが、学部・大学院ともに中国語圏の映画を講じる授業はほとんど担当していません(講義科目の一部で中国語圏映画に触れる程度です)。大学院の授業では、主に英語で書かれた映画史研究の基本書を精読することになります(英語で書かれた中国語圏映画史(あるいは文芸史・文化史)を扱うこともあります)。

 修士課程修了後さらに進学を希望される方の選択肢として従来は他研究科・他大学の博士課程を再度受験してもらっていましたが、2024年度入試以降は映像文化専修の博士後期課程を受験することもできます。進学の実績はあるので適宜アドバイスすることはできますが、M2で修士論文執筆と博士課程受験の準備を併行して行うことになりますので、負担は少なくありません。進学を希望する場合は、あらかじめご自身で進路にかんする明確な目標・スケジュールを立てておくことをおすすめします。 (2023.05)

菅原研究室の修士論文タイトル一覧

こちらをご参照ください