千里山キャンパスの誕生

関西大学は1886年に大阪市内で関西法律学校として設立されました。当初は寺院に間借りして授業を行ない、大阪市内で何度か移転しました。そのたびに施設の充実をはかりましたが、一層の充実のため、千里山への移転を決め、1922(大正11)年、予科校舎が完成、同年、関西大学は大学への昇格を果たしました。

(昭和初期)

このキャンパスで最初に建設された予科校舎は木造でした。北大阪電鉄や新京阪電鉄の援助を受けて大きなグラウンドが整備され、1927(昭和2)年には住友合資会社の旧社屋を移築して大学本館としました。翌年には千里山キャンパス初の鉄筋コンクリート造で図書館が建設されています。現在の簡文館の「旧図書館」部分です。