研究室旅行と新歓遠足を行いました。

 3月27・28日に、1泊2日の研究室旅行を実施し、福岡県・佐賀県を訪問しました。初日は九州国立博物館で開催中の「はにわ展」を観覧し、膨大な埴輪資料に圧倒されました。その後、大宰府政庁跡等を見学しました。夕食は焼き鳥に焼酎、久留米ラーメンでした。美味しかったです。久留米泊。

 2 日目は吉井歴史民俗資料館(うきは市)と若宮古墳群(日岡古墳・月岡古墳・塚堂古墳)を見学しました。月岡古墳出土品は資料館で展示されており、帯金具や胡簶金具など朝鮮半島と関連する副葬品を持つ古墳の被葬者像について考える機会となりました。その後、吉野ヶ里遺跡(吉野ヶ里町・神埼市)を訪問し、環濠集落内の復元建物や墳丘墓の展示を見学しました。初めて訪問する学生も多く、教科書で見た遺跡に大変興味深そうでした。最後に、岩戸山古墳(八女市)を訪問しました。岩戸山歴史文化交流館の展示を見学して、石人・石馬と埴輪の文化の違いについて興味を持った学生がおりました。

 吉野ヶ里遺跡復元建物の様子(内郭から)
         岩戸山古墳別区にて

 新学期が始まってから、4月27日には、新入生歓迎の遠足を実施しました。JR高井田駅で集合して徒歩で移動し、柏原市立歴史資料館で常設展示と春季特別展「周溝墓誕生-やがて古墳へ至る道-」を観覧しました。その後、高井田山古墳と高井田山横穴を見学しました。昼食を挟んで、玉手山古墳群およびその周辺(1号墳→2号墳→3号墳→安福寺横穴群→安福寺割竹形石棺→7号墳)を見学しました。

 今回は、夏季休暇に予定されている古墳の測量調査の事前学習として、玉手山古墳群を中心に見学しました。新入生は10名が参加し、2回生以上は7名が参加しました。また、一部の学生はオプションツアーとして、松岳山古墳群も見学したようです。当日は少し歩くと汗ばむほどの陽気で、初夏の訪れを感じました。ビールが美味しい季節も近いです。

      玉手山1・2号墳付近にて
          安福寺横穴群にて