千里山キャンパスマップ
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第1学舎

❶簡文館(関西大学博物館・旧千里山図書館)法文学舎(第1学舎)1号館と共に竣工。2階への外部スロープは2006 年に撤去。隣接する関西大学なにわ大阪研究センターの玄関庇❷は、村野藤吾の千里山キャンパスでの最初の作品の一つ、大学ホール(1952 年)のものを移築。また、関西大学なにわ大阪研究センターの北面には、旧1号館ピロティにあった、数色のタイルを使ったモザイク壁画❸が残されている。

❹第1学舎2号館
大教室棟。村野コレクション(京工繊)には中央の大階段のエスキースが多く残っている。

❺岩崎記念館(旧大学院学舎、現外国語学部)
村野藤吾の千里山キャンパス初の作品であった旧大学院学舎の建替え。窓のデザインが1層ごとに異なる。同様の意匠は、関西大学第一高等学校の校舎にも見られる。

第2学舎

❻円神館(IT センター・旧専門図書館)
第2学舎(経・商学部)と第4学舎(理工系学部)を対象に、第2の図書館として1964 年に竣工。
16 本の柱で支えられた円形の閲覧室と吊り下げられたガラス・キューブの事務室が印象的。現在、内部は大幅に改修し、IT センターとして利用されている。

第4学舎

❼第4学舎1号館・2号館
新校舎の増築等により、中庭など外部空間の変化は大きいが、骨格は保たれている。2号館教室棟のピロティのトイレのデザインは必見。

中央ゾーン(共用施設)

❽誠之館:学生の課外活動のための施設群
購買部・食堂の1号館は解体されたが、2号館以降は現存。コンクリートブロックの使い方や高低差を生かした配置などが村野藤吾らしい。
❾誠之館和室(通称 千里庵)
村野の和風建築。屋根のむくりが美しい。
❿ KU シンフォニーホール(旧特別講堂)
小山に荒々しく建物を挿入したような配置で、コンクリート打放しの粗野な意匠が特徴的だったが、2006 年に改修。側面の調光室の凸部の意匠がポイント。

第3学舎( 旧大学外苑 / 千里山花壇跡地)

⓫第3学舎1号館
1950 年に関西大学は、旧千里山遊園を購入し、関西大学外苑と称した。その一部に、社会学部の学舎として建設。エントランスホールに左右対称に配された階段が印象的。階段は、円形の吹抜とトップライトのある幅広の廊下のある上階へつながる。近年、耐震改修により、さまざまな変化が見られる。

⓬関西大学第一中学校・第一高等学校
関大一中・一高は、設立当初天六キャンパスに在していた。1953 年一高校舎が竣工、その後順次校舎が増設され、現在に至る。線路に面する一高グラウンドは、千里山遊園時代の大運動場とその観客席をそのまま利用したもの。建物や他の施設も、千里山花壇の地形を生かして配置されている。
⓭関西大学会館:大学本部(内部非公開)
4階広間に至る階段は金属製のらせん階段で、村野藤吾の階段らしいシークエンスが感じられる。正面玄関の庇は後補。