梅田地区における「人流調査」の実施状況把握に関するご協力のお願い

「うめだ南トラ研究会」では、南海トラフ巨大地震の発生を見据え、
災害によるリスクを低減しながら、都市における経済活動と日常生活を発展させることを目的に、実践的な都市構想を進めています。

その柱の一つが「人の流れ・水の流れ・お金の流れ」のデジタルツインによる可視化です。
とりわけ「人の流れ」は、災害時の避難計画に限らず、平常時・非常時の両面で都市機能を維持するための基盤情報であると考えています。

現在、梅田エリアでは、さまざまな企業・団体・行政機関が目的や手法の異なる人流調査を個別に実施されていますが、街全体としての「人流」の構造や傾向を俯瞰する視点が十分に共有・活用されていないのが現状です。

私たちは、こうした状況を見直し、災害が発生しても都市機能や経済活動を止めず、日常の暮らしを維持する都市のあり方を「全体最適」の視点から構想することを目指しています。

この取り組みは、単なる防災対策にとどまらず、「防災 × 経済」 ― 災害対応力と経済的持続可能性を両立させる新たな都市設計への第一歩です。そのための基礎的な情報として、梅田地区において 「どこで」「どのような方法で」人流調査が行われているのか を整理・共有する必要があります。

つきましては、以下のとおりアンケート調査を実施しております。
アンケートフォーム(Microsoft Forms)
https://forms.office.com/r/euGRTv3Xqs

(※調査の目的および同意に関する説明をフォーム内に記載しています)

■ ご協力にあたってのポイント
・人流データそのものの提供・共有は一切求めておりません。
・ご回答内容のうち、企業名・部署名・担当者名・メールアドレス等は非公開といたします。
・集計結果は、調査協力者の方に限り後日共有いたします。
・複数の調査を実施されている場合は、調査ごとに分けてご回答ください(同一名での回答も可能です)。
・ご担当部署でない場合は、該当部門への転送にご協力をお願いいたします。

この調査は、地域の安全性と都市の活力を両立する「次の都市設計」を共に考えるための土台となります。
皆さまの取り組みと知見をつなぎ合わせることで、災害時にも対応可能な、持続可能な都市像を具体的に描いていくことができると確信しています。

何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

うめだ南トラ研究会
代表:関西大学 社会安全学部 教授 奥村 与志弘
https://wps.itc.kansai-u.ac.jp/umeda-f/
umeda.nantora.kandai@gmail.com

チラシ(PDF)