阪本ゼミでできること

 翻訳には「正解」はありません。翻訳を取り巻く時代・環境・社会情勢など、さまざまな要因を考慮しつつ、テクストを正しく理解し適切に創造することが翻訳者には求められます。そのような翻訳の営みを、さまざまな分野(文学・言語学・心理学・社会学・哲学・自然言語処理など)の知見と手法を駆使しながら、プロダクトとプロセスの両面から分析・考察し説明する学問、それが翻訳学(Translation  Studies)です。

 阪本ゼミでは、翻訳の実践に加え、翻訳学の主要なコンセプトと手法を学び、卒業演習プロダクトの完成を目指します。理論を学ぶだけでなく、実際に翻訳を行うことにより、理論と実践がどのように結びつくかを発見することも、この授業の大切な目的です。また、翻訳の現場で使われている翻訳支援ツールをつかった翻訳を経験し、実際の仕事場での翻訳プロセスの考察も行います。卒業演習プロダクトには、さまざまなフォーマットから好きな素材・テーマを選ぶことができます。

卒業プロダクトのタイトル例
●日本映画「千と千尋の神隠し」に含まれる異文化要素の訳出について
●英日間の歌詞翻訳における翻訳方略の分析
●ゲーム『Undertale』に見る、代替としての非公式翻訳
●児童文学『Charlie and the Chocolate Factory』の日本語訳における場所とお菓子の名前に関する考察
●「ハリーポッター」シリーズにおける飲食物の名前の翻訳:過去と現在の比較研究
●「ハックルベリー・フィンの冒険」の翻訳本における差別語の比較分析
●「Pulp Fiction」の日本語字幕におけるswear wordの翻訳方略
●マンガ「ONE PIECE」におけるオノマトペの翻訳手法
●「モダンファミリー」における皮肉表現の翻訳分析:翻訳方略の分類と特徴の考察
●コックニーとCockney Rhyming Slangにおける邦訳方略ー日本語とイタリア語訳の比較
●Netflixシリーズ『Never Have I Ever』におけるスラングおよび文化的固有名詞の字幕翻訳分析
●映画『ハリーポッターと賢者の石』の日本語字幕におけるターゲット視聴者層の変化に伴った翻訳方略の変化についての考察
●ディズニー映画の吹き替え版主題歌にみる「歌いやすい翻訳」を実現するための翻訳手法
●『スポンジ・ボブ』の人気に寄与する日本語吹き替え翻訳の要因
●Netflixシリーズ『Bridgerton』の日本語字幕翻訳におけるメタファーの訳出
●日中ゲームローカライゼーションにおける過度な直訳現象の研究――機能主義理論に基づく類型化と改善策

阪本ゼミの学生二人が「学生字幕翻訳コンテスト」で最優秀賞を受賞しました(2025年度)

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阪本ゼミの学生二人が「学生字幕翻訳コンテスト」で最優秀賞を受賞しました(2024年度)

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阪本ゼミの学生二人が「学生字幕翻訳コンテスト」で最優秀賞を受賞しました(2023年度)

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阪本ゼミでは最新の翻訳テクノロジーを学びます

Phrase-翻訳支援ソフト

We would like to thank Phrase for granting Kansai University access to the Phrase Localization Platform. The Academic Plan is a dedicated academic program designed to enhance translation and localization education and support universities in training the next generation of language professionals.

memoQ – 翻訳支援ソフト

Ooona – 字幕作成ソフト

翻訳学の魅力

(リンク先Vol.19を見てください)