阪本ゼミでできること

 翻訳には「正解」はありません。翻訳を取り巻く時代・環境・社会情勢など、さまざまな要因を考慮しつつ、テクストを正しく理解し適切に創造することが翻訳者には求められます。そのような翻訳の営みを、さまざまな分野(文学・言語学・心理学・社会学・哲学・自然言語処理など)の知見と手法を駆使しながら、プロダクトとプロセスの両面から分析・考察し説明する学問、それが翻訳学(Translation  Studies)です。

 阪本ゼミでは、翻訳の実践に加え、翻訳学の主要なコンセプトと手法を学び、卒業演習プロダクトの完成を目指します。理論を学ぶだけでなく、実際に翻訳を行うことにより、理論と実践がどのように結びつくかを発見することも、この授業の大切な目的です。また、翻訳の現場で使われている翻訳支援ツールをつかった翻訳を経験し、実際の仕事場での翻訳プロセスの考察も行います。卒業演習プロダクトには、さまざまなフォーマットから好きな素材・テーマを選ぶことができます。

卒業プロダクトのタイトル例
●日本映画「千と千尋の神隠し」に含まれる異文化要素の訳出について
●英日間の歌詞翻訳における翻訳方略の分析
●ゲーム『Undertale』に見る、代替としての非公式翻訳
●児童文学『Charlie and the Chocolate Factory』の日本語訳における場所とお菓子の名前に関する考察

阪本ゼミの学生二人が「学生字幕翻訳コンテスト」で最優秀賞を受賞しました(2023年度)

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阪本ゼミでは最新の翻訳テクノロジーを学びます

memoQ – 翻訳支援ソフト

Ooona – 字幕作成ソフト

翻訳学の魅力

(リンク先Vol.19を見てください)