研究内容

触媒工学研究室とは

 当研究室では、地球環境問題の改善に貢献すべく、低環境負荷・省資源・省エネルギープロセスの実現に必要な新奇触媒および触媒システムの開発に取り組んでいる。

【池永 直樹 教授】の研究内容

 1987年より石炭液化用触媒に関する研究を始め、化石燃料のクリーン燃料への高効率転換や二酸化炭素の有効利用に関する様々な触媒について研究を続けてきた。最近では、プロパンやブテンなどの酸化的脱水素用触媒や廃水中の有害物質除去用吸着剤の開発を行っている。さらに高機能触媒材料についても研究を行っている。

【福 康二郎 助教】の研究内容

 エネルギー・環境問題の解決を目標に、石油資源・有用化成品・クリーンエネルギー製造や有害化学物質の分解無害化を可能とする触媒技術の設計について検討してきた。主には、光エネルギー変換技術に注目しており、【水や酸素を原料に使用する水素や過酸化水素の化学エネルギー製造】【大気・水質汚染物質の低環境負荷な分解無害化】【酸素や過酸化水素を酸化剤に用いる低環境負荷な有機変換反応】を実現するための光触媒、光電極、光-熱コンポジット触媒系について研究を進めている。