ABOUT NEUROAESTHETICS

神経美学とは

当ラボでは「神経美学」の基礎研究・応用研究を行っています。脳機能測定法と実験心理学による実験手法を駆使して、芸術的な活動（作品の知覚、芸術的価値づけ、創造性など）や感性的な評価（美や醜、崇高畏怖、悲劇の美など）と脳のはたらきとの関係を研究しています。さらに、孤独問題など社会的課題の解決へ感性科学を応用する活動（感性体験による高齢者施設のウェルビーイング改善）に取り組んでいます。

美しさや醜さなどの美的感性は、芸術や外面だけでなく道徳や善悪の判断、購買行動などにも影響を与える人間性の根幹の一つであり、学際的・国際的にも注目されている研究領域です。当ラボでは、美的感覚を脳活動計測に基づき客観的に解析する研究に取り組み、脳・神経科学と美学と芸術を有機的に繋げる研究に成果をあげています。イギリス、オーストリアの大学との国際共同研究、一般企業との産学連携をおこなっています。

PROJECTS

プロジェクト

【文部科学省科研費基盤研究 (A)】
仮想の悲しみ：経験科学と哲学的議論の協働による悲哀美の統合的理解

【文部科学省科研費基盤研究 (S) (分担)】
内臓を有する赤ちゃん身体－脳モデルに基づく道徳観萌芽の構成論

【平成記念研究助成】
崇高により人と人が自発的につながる社会をつくりだす ―内発的な変化を促すことができる美学的体験に着目して―

【JST CREST (分担)】
量子的認知状態の遷移とその効果： 不定性の価値と制御

publications

最近の出版物

神経美学―美と芸術の脳科学―
ISHIZU, T., MCGOWN, K., ONIANS, J., POOKE, G. “PROJECTING PENTAGONISM: THE AESTHETIC OF GERARD CARIS” (SIDNEY COOPER GALLERY, 2018)
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