出版物紹介
『ゼミナール花伝書』

著者:山田直之, 三村翼, 垣内将希, 吉川名音
担当区分:編者(編著者)
出版プラットフォーム:TRIADE:2025年4月(第一版) 価格:1,000円
本書『ゼミナール花伝書』は、関西大学初等教育学専修・教育哲学研究室(通称・山田ゼミ)の学生たちによって編まれた、実践的かつ対話的なゼミ案内書です。ゼミの年間行事や卒業論文の進め方、教育実習への心構えに至るまで、学生生活のリアルと学びのプロセスが丁寧に描かれています。
本書の魅力は、単なるマニュアルにとどまらず、「共に学び、共に創る」ことの意味を、ゼミ生たちの言葉と実践を通して伝えてくれる点にあります。行事や活動に潜む葛藤や工夫、仲間との協働の大切さが、温かいまなざしで綴られており、これからゼミに参加する学生にとっては、安心と期待を与えてくれるはずです。
また、教育哲学を基盤とするゼミならではの、「問い、深め、つなげる」姿勢が全体に息づいており、学ぶことの意味を改めて考えさせられる一冊でもあります。先輩から後輩へ、教員と学生とが共に育ててきたこの本は、教育を志すすべてのゼミ生に、大学における学びのあり方を問いかけてくれるでしょう。
なお、本書は電子書籍という性質上、年度毎に内容を更新していきます。 また、一般に公開していますが、当該授業の受講生以外が購入することは想定しておらず、授業内で配布される資料やディスカッション抜きには系統性・網羅性が担保されません。
売上による収益は、全額教育・研究に関わる活動費として利用されます。
『教育原理Ⅰ』

著者:山田直之 (単著)
出版プラットフォーム:TRIADE :2023年10月(第一版) 価格:1,000円
本書『教育原理Ⅰ』は、大学の教職課程において教育の本質と歴史的展開を探究するために編まれた講義録です。本書は、教育の概念の吟味から始まり、近代学校制度の成立過程、新教育運動の思想的背景、発達理論の功罪、特別支援教育や教育評価の課題に至るまで、教育の原理に関わる多様なテーマを、実証的かつ理論的に展開しています。
教育を単なる知識伝達の営みとしてではなく、社会的・文化的・歴史的文脈のなかで意味づけられた人間形成の場と捉え、受講生とともにその意義を問い直す教育実践を行ってゆくことをめざしています。各章では、講義形式の平易な語りを通じて、複雑な理論や教育史の問いを丁寧に解きほぐしており、教育を学ぶ初学者にとっても理解しやすい構成となっています。
なお、本書は電子書籍という性質上、年度毎に内容を更新していきます。 また、一般に公開していますが、当該授業の受講生以外が購入することは想定しておらず、授業内で配布される資料やディスカッション抜きには系統性・網羅性が担保されません。
売上による収益は、全額教育・研究に関わる活動費として利用されます。
『教育原理Ⅱ』

著者:山田直之 (単著)
出版プラットフォーム:TRIADE :2023年4月(第一版) 価格:1,000円
本書『教育原理Ⅱ』は、大学の教職課程における「教育原理」科目の講義内容を基盤に構成されており、生涯学習・学習社会論・公教育と私教育の制度的特徴・リカレント教育・教育思想史など、教育の根幹をなすトピックを多角的に論じています。
特に、現代における学びの意味を再定位する観点から、OECDの教育政策、成人教育の国際的潮流、戦後日本の教育改革に至るまで、豊富な理論的参照と資料をもとに検討が行われている点が特徴的です。
本書は、教育現象を静的な制度ではなく、歴史的かつ文化的な文脈のなかで捉える姿勢を貫いており、読者に教育の概念を根源から問い直す視座を提供します。講義形式の平易さと、学術的な奥行きを併せ持つ本書は、教育学を学ぶ初学者にとっても、有意義な学びの契機となるでしょう。
なお、本書は電子書籍という性質上、年度毎に内容を更新していきます。 また、一般に公開していますが、当該授業の受講生以外が購入することは想定しておらず、授業内で配布される資料やディスカッション抜きには系統性・網羅性が担保されません。
売上による収益は、全額教育・研究に関わる活動費として利用されます。
『拡張的学習と教育イノベーション : 活動理論との対話』

著者:山住勝広, 冨澤美千子, 白數哲久, 伊藤大輔, 根津知佳子, 浅野吉英, 畠山大, 山田直之
担当区分:分担執筆, 範囲:第9章 拡張的学習の場を準備する「保育記録研究交流会」
出版社:ミネルヴァ書房 発行:2022年9月 価格:3,080円 300頁
学校教育の場における拡張的学習の可能性について、教育のイノベーションと関連づけながら検討・考察する。活動理論と拡張的学習理論の基本的な枠組み、教育イノベーションにおける実践的な応用について、事例を織り交ぜながら解説。学習活動のデザインと分析に拡張的学習理論を応用、小学生や高校生の拡張的学習の創造のための指針を導き出していく。また、具体的な実践事例の分析を通して、教師教育の分野におけるイノベーションに新しい視点と知見を示す。
『わたしの学術書-博士論文書籍化をめぐって-』

著者:春風社編集部
担当区分:分担執筆
出版社:春風社 発行:2022年4月 価格:2,200円 500頁
「研究」と「出版」。どちらも(大変だけど)おもしろい!
「研究」を職業にするってどういうこと?
職業にしなくても研究ってできるの?
学術書を出版するってどういうこと?
研究者を志したけど悩んでます……。
生きていくなかで「深く学ぶこと」を軸に据え、学術出版社・春風社で博士論文を出版した研究者総勢58名による、博論書籍化体験記エッセイ。
研究テーマと出会ったときの胸のときめき、調査での悲喜こもごも、博士論文執筆時の苦労、博論を書籍化する際の醍醐味、刊行後の世界の広がり方――。
「研究」とのいろいろな付き合い方、「出版」までのいろいろな道程が見えてくる!
『新・教職課程演習 第7巻 道徳教育』

著者:田中 マリア, 杉田 浩崇
担当区分:分担執筆
出版社:協同出版 発行:2021年11月 価格:2,400円+税 247頁
教職課程受講者に向けたテキスト。第7巻は、道徳教育の基礎理論や歴史をはじめ、諸外国の道徳教育、学校における道徳教育の目標・内容・評価等についてQ&A形式で解説する。
『芦田恵之助の教育思想―「とらわれ」からの解放をめざして―』

著者:山田 直之 (単著)
出版社:春風社 発行:2020年8月 価格:4,400円 311頁
「書く」ことによって「自己」はどのように変わるか? 明治から昭和にかけて国語・綴方教育の変革に寄与した芦田恵之助の思想と実践を、自身の生涯や当時の新教育運動との関連をふまえその方法論から検討。「綴らせて導く」ことによる主体形成に向けた、 教育原理と実践の往還を捉える。
『教員養成を担う 「先生の先生になる」ための学びとキャリア』

著者:丸山恭司・尾川満宏・森下真実
担当区分:分担執筆
出版社:溪水社 発行:2019年2月 価格:4,290円 220頁
「先生の先生になる」、つまり「教員養成を担う大学教員の養成」を目的に「Ed.D型大学院プログラムの開発と実践」としてスタートし、現在も「教職課程担当教員養成プログラム」として継続する取組みについて、その10年間の成果と今後の展望について論述する。
『教師教育講座 第7巻 道徳教育指導論』

著者:丸山恭司
出版社:協同出版 発行:2014年4月 価格:2,420円