研究内容

山住勝広(やまずみ・かつひろ)

関西大学文学部教授。博士(学術)。
日本学術振興会・学術システム研究センター専門研究員

ヘルシンキ大学活動・発達・学習研究センター客員研究員、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)初等教育研究革新センター客員研究員を歴任。

Learning, Culture and Social Interaction(Elsevier)編集委員Journal of Russian and East European Psychology(M. E. Sharp)編集委員

ヨーロッパ組織研究学会(European Group for Organizational Studies: EGOS)2013年 That’s Interesting Awardを受賞

これまで、「文化・歴史的活動理論(cultural-historical activity theory)」の枠組みを応用し、学校やコミュニティにおける教育実践の歴史的に新しい活動システムの生成について、理論的かつ実証的な研究を進めてきた。そこでは、分離・隔絶されたバラバラの個人的行為という学習の支配的なあり方を打ち破る学習活動のデザインと創造をめざして、教師、子ども、現実社会における多様な参加者たちが協働して「拡張的学習(expansive learning)」を生み出すような形成的介入に取り組み、得られたデータの分析と新たな概念構築を積み重ねてきた。とりわけ、自分たち自身の新しい協働的な活動システムを集団的に創り出していくエージェンシーを拡張する学習の生成を、近年の研究の焦点としている。

研究業績については、researchmapのページをご覧ください。

 

主要出版物