出版物

拡張する学校: 協働学習の活動理論

山住 勝広
出版社:東京大学出版会、発売日:2017年4月2日、四六版上製、304頁、3,500円+税

学習が、学校が、もっと創造的であるための条件とは何か。ヴィゴツキー、レオンチェフ、エンゲストロームの活動理論を導きに、また、デューイや大正新教育の思想と実践の水脈をたどりつつ、教えることと学ぶこと、知識・生活・学習の関係を新たに作り直すような、可能なる学校の未来像を描く。

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目次

第1部 活動理論と学校のイノベーション(活動理論と学校教育の創造ー協働する活動システムのデザイン/学びとしての学校改革ー拡張的学習と形成的介入の方法論/ハイブリッドな学習活動のデザインへー学校での伝統的な学習を超えて)/第2部 生活教育の思想と子どもとともに創る学習活動(エリ・エス・ヴィゴツキーの生活教育論/野村芳兵衞における「本を作る教育」のカリキュラムー子ども文化の創造のために/喜びとしての道徳教育ースピノザ、ヴィゴツキー、野村芳兵衞)/第3部 活動理論の新たな展開と学校教育の実践開発(子どもの主体的な探究学習と活動システムの転換ーUCLAラボスクールにおける授業実践の活動理論的分析/ノットワーキングによる学習ー学校学習の文脈を拡張する可能性/子どもたちの拡張的学習ー教育研究の新たな挑戦)

 

子どもの側に立つ学校: 生活教育に根ざした主体的・対話的で深い学びの実現

編著:山住 勝広/企画・編集協力:岐阜市立長良小学校
出版社:北大路書房、発売日:2017年10月12日、A5判、212頁、2,500円+税

生活経験を基盤とし、仲間づくりを中心に据えた「学ぶシステム」を創造・継承してきた学校。そこでは、深くて力強い協働の探究的学習が生み出されてきた。この自律的な独自のカリキュラム・マネジメントによる日々の教育課程が、「資質・能力の育成」と密接に結びついた結果、子どもたちが「何ができるようになるか」を詳述する。

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目次

1章 「子どもの側に立つ教育」の創造と継承ー野村芳兵衞から長良小学校へ/2章 「たくましさ」を培う教育の創造/3章 「たくましさ」を培う授業と学級経営/4章 自主性・連帯性・創造性・健康を育む「ひらがな活動」/5章 仲間づくりの生活としての授業ー仲間とともに学び合うシステムをつくり出す/6章 「いぶき」活動と授業における学級づくりー言葉かけによる「自立する力」の育成/7章 「みずのわ」活動における学校づくりー異学年混合の児童会活動による「政治する力」の育成/8章 座談会1 野村芳兵衞先生の教育を語る会/9章 座談会2 子どもの可能性を信じ、独自な教育課程を創造する長良小学校/10章 教師インタビュー 同行する教師たちー日々の苦闘と飛躍

 

ノットワーキング: 結び合う人間活動の創造へ

編著:山住勝広、ユーリア・エンゲストローム
出版社:新曜社、発売日:2008年2月8日、四六判上製、352頁、3,300円+税

固定化した組織から、しなやかな即興の協働へ。教室をこえて、子どもが自ら学ぶことへの支援、医療機関をまたぐ患者・医師・介護・福祉の連携、災害におけるボランティアの臨機応変の救援、地域再生のための住民・専門家の協働・・・。分野を超えて野火のように広がりつつある新しい活動パラダイムへの招待。人々の結び目「knot」をつくりながら参加者の役割が刻々と自在に変化してゆく、しなやかな協働の形態=ノットワーキング。教育・医療・災害援助など分野を超えて拡がっているこの新しい活動形態を理論的に位置づけ、さまざまな実践を紹介・分析。

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教科学習の社会文化的構成: 発達的教育研究のヴィゴツキー的アプローチ

山住勝広
出版社:勁草書房、発売:1998年2月、A5判、324頁、8,000円+税

ロシアの心理学者ヴィゴツキーによって創成された人間発達理論を用いて、学校教育における学びと社会文化的な出来事との接点に注目した学習構成論。

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序章 研究の問題と目的、方法論と方法/第1章 人間活動の社会文化的研究の基礎/第2章 教科学習研究の社会文化的アプローチ/第3章 学校教科教育の社会文化的形式/第4章 教授‐学習過程における社会的相互作用とコミュニケーション/第5章 コミュニケーションの組織原理としての対話的能動性/第6章 思考の異種性と教室インタラクション/第7章 社会科授業における思考課題の対話的解決過程の分析/第8章 社会科授業における異種的思考の組織過程の分析/第9章 社会科授業におけるディスカッションの社会文化的文脈の分析/第10章 歴史授業における認識課題のシステムと創造的思考の発達/終章 研究の成果と課題/補章 発達的教育研究のヴィゴツキー的アプローチ

 

拡張的学習の挑戦と可能性: いまだここにないものを学ぶ

ユーリア・エンゲストローム 著/山住勝広 監訳
出版社:新曜社、発売日:2018年4月2日、A5判並製、288頁、2,900円+税

多様な領域にインパクトを与え続けている拡張的学習理論はどのような成果をあげているか。その未来への可能性は?『拡張による学習』以来、発展を続ける拡張的学習研究の展開と蓄積を背景に、銀行、ハイテク製造会社、医療保健センター、学校、病院、図書館など、多岐にわたる場面での研究成果をあますところなく報告した、理論と実践への案内。

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第1部 舞台を準備する(はじめに―拡張の入り口にある学習科学;学習のプロセス理論において何が起こったのか;拡張的学習の研究―基盤、知見、今後の挑戦)/第2部 精緻化と応用(拡張的学習理論を豊かにする―協働構成に向かう旅からの教訓;学習環境と実行から活動システムと拡張的学習へ;プロセスの強化か、コミュニティの構築か―拡張的学習を通じて二分法を超える;図書館における拡張的学習―行為、サイクルと指示の意図からの逸脱;不連続を超えて―拡張された組織学習再び)/第3部 未来の展望(野火的活動―流動性と学習の新様式;デザイン実験から形成的介入へ)

 

ノットワークする活動理論: チームから結び目へ

ユーリア・エンゲストローム 著/山住勝広・山住勝利・蓮見二郎 訳
出版社:新曜社、発売日:2013年6月15日、四六判上製、440頁、4,700円+税

チームから、境界を超えて結び合い、変化しつづけるノットワーキングへ!チームは、組織の現場でどのように機能しているのか?多様な事例の実証研究をとおして、流動変化する現代の協働の学びと主体性のかたちを示す活動理論の新展開!

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目次

1章 チームと仕事の変容/2章/テレビ制作チームにおける障害への対処と隠蔽/3章 敵対する者の間でのチームワーク―法廷審理における調整、協力、コミュニケーション/4章 一次医療チームにおける置き換わりとイノベーション/5章 教師チームにおける境界横断/6章 工場作業チームにおける知識創造/7章 チーム、インフラストラクチャー、社会関係資本/8章 鉄の鳥かごから風に舞う織物へ/9章 流動的な組織の場におけるノットワーキングと行為主体性