野村芳兵衛(1896 – 1986)は、生活教育という日本に独自の教育実践を創造した、近代日本を代表する教育者のひとりです。 「野村芳兵衛研究会」は、野村芳兵衛の教育思想を現代の教育に生かし、新たな教育実践と教育学の地平を切り開いていくために発足しました。その第1回研究会を、2022年5月8日(日)、野村の郷里・岐阜の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を会場に、対面+オンラインで 下記の通り開催いたします。ご関心をおもちの皆様のご参加をお待ちいたしております。 ● 日時:2022年5月8日(日)13:00 – 16:30 ● 場所:「みんなの森 ぎふメディアコスモス」 対面とオンラインの併用 https://g-mediacosmos.jp ● 参加費:無料 ● 主催: ・野村芳兵衛研究会 (研究会事務局:〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町1204 横浜美術大学 教職課程 冨澤美千子研究室) ・科学研究費・基盤研究(C)「野村芳兵衛の新教育思想と生活教育を基盤にした学校カリキュラム構成の実証的研究」(研究代表者:冨澤美千子、課題番号:20K02467) ● 後援:岐阜市教育委員会 ● プログラム(敬称略) 《司会》 冨澤 美千子(横浜美術大学) 《基調講演》13:00 – 14:10 近藤 宏 「私の学んだ『自主・連帯・創造』の教育」 岐阜市立長良小学校教諭、岐阜大学附属小学校教諭として野村芳兵衛と直接交流をもち、その後、岐阜県公立小学校校長を歴任、現在88歳。 《映像上映》14:10 – 14:50 「野村芳兵衛先生の教育を語る会」(2014年7月22日開催) 野村芳兵衛が岐阜市立長良小学校の校長だった1946(昭和21)年~1953(昭和28)年、当時、20代の若手教師として長良小学校に在職し、野村校長とともに「長良プラン」や「部制」の実践に取り組んだ方々による、きわめて貴重でかけがえのない座談会のビデオを上映します。 《研究発表》15:00 – 16:30 ・冨澤 美千子(横浜美術大学)「戦後の岐阜における野村芳兵衛の教育実践」 ・畠山 大 (岩手県立大学)「〈再考〉野村芳兵衛における『生活』と『教育』の構造性―『新教育における学級経営』を読み直す―」 ・髙橋 栄介(上越市教育委員会)「生きている野村芳兵衛」 ・山住 勝広(関西大学)「野村芳兵衛の『明日の子供』概念とレフ・ヴィゴツキーの『最近接発達領域』概念の類似性」 ● 参加のお申し込みは、対面参加もしくはオンライン参加の別を明記の上、野村芳兵衛研究会事務局 m-tomizawa [a] yokohama-art.ac.jp([a]を@に変えてください)までお願いいたします。