卒論中間報告会報告

 フランス言語文化コースでは、毎年11月末に卒業論文中間報告会を行ってきました。各ゼミから4年生の代表者1名が選出され、執筆中の卒論について発表を行います。今年度からドイツ言語文化コースと共同開催となり、ヨーロッパ文化専修卒論中間報告会として新たなスタートを切りました。  今年度は11月20日(木)の5限に行われました。ラインアップ(発表会時点での卒論のタイトル)は以下のとおりでした。 ヒトラー『わが闘争』における闘争と平和 ──分断を生む思想とレトリック(ドイツ・林ゼミ) フランスにおける言語的多様性のゆくえ(フランス・大久保ゼミ) なぜフランスは日本よりも労働時間が短いのか(フランス・リコゼミ) ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』の革新性(フランス・塚島ゼミ) 『赤ずきん』の変遷と教育アプローチ(フランス・友谷ゼミ) 今年もバラエティに富んだテーマが並びました。 学生の出席率も高く、皆配布されたレジュメとにらめっこしながら、短い時間に凝縮された専門性の高い話を理解しようと努めていました。スケジュールの関係上、質疑応答の時間をたっぷり取ることはできませんでしたが、どの発表者も質問に対して誠実な受け答えをしており、充実した報告会になりました。...
Read More

若者の映画割引鑑賞術

日本では25歳(の学生)までが若者に入るようです。たとえばクラシック音楽やバレエのチケットにはU25学生券なるものが存在します。一方フランスでは、26歳までなら学生でなくとも若者でいられます。ビザさえ持っていれば(長期留学であれば)、日本人でも26歳以下である限りルーヴルやオルセーにタダで入れるのです。ビザを持っていなくても(短期留学でも)、格安で観劇できるし、コンサートや映画館にだって行けます。若者に優しい国フランスは、独立系映画館に優しい国でもあります。そんなフランスには、映画館の年パスが存在します。しかも若者には割引が適応されます。年約200ユーロでUGC illimitéカードを作れば、若者は行き放題の映画館で寝ようが飯を食おうが(フランスでは映画館および公共交通機関で持込飲食無問題)不敵に構えていられます。日本映画の特集も頻繁に組まれるので心配には及びません(但、小津や森田芳光など玄人好みかも……)。ざっと計算したところ20-30回ほど行けば元は取れます。特にパリ5区のカルティエ・ラタンは映画館の宝庫で、毎日通っても、梯子しても飽きないほど。割引を駆使した映画鑑賞は若者の特権なのです。2025年、ぎりぎり若者の25歳がお送りしました。[パリの映画館Reflet Médicisの内装写真→](文学研究科フランス文学専修 松田龍之介)...
Read More