教授
わたしは、フランス語そのものを研究しています。文法やことばの意味にじっくりむきあうことで、フランス語話者が、世界をどのようにとらえているか、という問題にむきあうことができ、さらには、言語とはなにか、というさらにおおきなテーマにおもいをはせることができます。ヨーロッパ文化専修で、フランス語という広大な世界を一緒にめぐってみませんか。
教授
昔、私は地方の映画小僧でした。街の少ない名画座で、邦画も洋画も手当たり次第観るうちに、いつのまにか私は西欧かぶれの映画小僧となり、都会でさらに多くの映画を観ようと(配信とかないので)、某外大イタリア語科を受験して落ちました。結局、運良く入れた別の大学の仏文科に進み、仏語を学び仏文学を読み、突如決心した21の夏、パリに留学したのが運の尽き。1年後帰国した私の体は、ひどいフランス中毒になっていたのでした。以来、フランス馬鹿生活数十年。
教授
ヨーロッパは多くの国がひしめき、長く魅力的な歴史をもった古い大陸です。言語・文化的にきわめて多様であり、さまざま思想家、芸術家、哲学者、作家、音楽家、建築家、職人を生み出しましたが、同時に誤解や対立も多く、頻繁に戦争がおこりました。 このような大陸の歴史、そして言語を発見することは、魅力的な旅です。私の授業では20・21世紀におけるフランス社会の問題を扱います。人口、家族制度、女性の地位、LGBTQ+、移民、宗教問題、動物に対する考え方の進化、教育制度、環境問題など、フランスだけでなくヨーロッパ全体の 20 世紀と 21 世紀の主要な歴史的アプローチで通じて、皆さんに考えてもらうように努めています。
准教授
きっかけも思い出せないような幼い頃から、なぜかフランス、とりわけ花の都パリに惹かれていました。エッフェル塔やおしゃれなパリジェンヌといったステレオタイプから出発して、留学を経て現実のパリやフランスを目の当たりにしてからは、気品と野蛮、優美さと辛辣さがめくるめくフランスの多面性に魅力を感じています。文学はそんなフランスの内奥に楽しみながら近づける入口です。