Research

高分子材料は金属・セラミックスに並び三大材料として知られています。他の二つの材料に比べて歴史は遙かに浅いですが、今日の生活を支えている非常に重要な材料です。用途は日々拡大しており、フィルムや塗料をはじめ先端電子機器から航空・宇宙分野まで幅広い工業分野で用いられています。
これらの分野で用いられる高分子には、従来にない新機能と高性能化が要求されています。その中でも架橋高分子(ネットワークポリマー)材料は、長期信頼性や安定性を強く要求する分野において必須の材料となっています。
高分子応用材料研究室では、高分子の集合体レベルでの構造をコントロールすることにより、最先端材料として利用可能な高性能・高機能性を持つ架橋高分子材料を開発しています。特に、エポキシ樹脂を中心とした研究を展開しており、企業との共同研究も積極的に実施しています。

  1. 液晶配向を利用した高強靱材料の開発
  2. 液晶配向を利用した高熱伝導性材料の開発
  3. 無機フィラーを充填した高熱伝導性コンポジットの開発
  4. カーボン材料を用いた導電・熱伝導コンポジットの開発
  5. 剛直骨格エポキシの新規合成とTgレスポリマーの開発

共同研究に関連した研究テーマを実施している学生も非常に多く、新規高分子材料の設計・開発を通じて、社会に役立つ『ものづくり』を行っています。