吉田教授の「富山地鉄不二越・上滝線、扉開き700m走行」に関するコメントが読売新聞に掲載

読売新聞【2025年6月20日 東京本社(富山)21面】

地鉄不二越・上滝線、扉開き700m走行 運転士も車掌も見逃す

富山地方鉄道不二越・上滝線で6月16日、列車の扉1か所がほぼ全開のまま、約2分間にわたって約700メートル走行するトラブルがあったことがわかった。運転士と車掌はいずれも見逃していた。扉が閉まらなかったことによる安全装置が作動し運転士はうまく加速できなかったが、トラブルがあった区間は下り勾配だったため自然と加速したとみられる。運転士はうまく加速できなかった時点で列車を止め点検する必要があった。吉田教授は「運転士と車掌の双方ともに基本動作を怠り人為的ミスをしたことは問題だ」と指摘。一方、人為的ミスは避けられないとし、「今回は悪条件が重なった結果で、全国の事業者も学ぶべき事案。下り勾配で意図せず列車が加速しない安全対策が必要だ」とコメント。

関西大学広報課 https://www.kansai-u.ac.jp/ja/about/pr/media/2025/06/post_83778.html

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