CONVR2018 in New Zealand (2018, Nov, 20-21)

今回はCONVR(Construction Applications of Virtual Reality)の発表に行きました。

 

着いた日は晴れから一転、かなりの悪天候に見舞われ、一時は雹まで降る始末でどうなることかと思いましたが、無事開催される運びとなりました。

オークランドの町並みはのどかで過ごしやすいと感じましたが、アップダウンが多く、地味に疲れる印象でした。 Uber様様です(笑)

宿泊は私のわがままもあり、共同生活として一軒家を借りました。

先生たちにお世話になりながら、またハプニングもありながら、何とか楽しく過ごせ、貴重な経験となりました。

 

本命の会議はオークランド工科大学で開催されました。

発表内容はVRと名の付くだけあり、VRやMRを用いた可視化技術をはじめとして、BIMやCIMの活用法についての検討、UAVによる構造物撮影など数多くの進んだ研究がありとても刺激になりました。

中でもUAV撮影による測量、建設現場での情報共有ツールなど我々の研究室にもなじみのあるテーマに近い発表もなされており、アプローチ法など参考になるところはかなりありました。

そのため院生、学部生問わずに関連研究には最低限興味を持つべきであると思います。

しかし、私自身は英語に長けているわけではないため、発表ではペーパーやスライドを見ながら必死についていく作業となっており、言語の大切さを痛感させられました。

我らメディア研究室の目指すべき学会の一つであり、情報化施工が世界中でも同様に研究されていると再認識させられました。

 

今回は発表2件、ポスター1件の計3件の発表を行いました。

テーマとしては以下の3件でした。

・Visualization of Physical Barrier for Wheelchair Users Using Depth Imaging (Oral)

・Markerless AR Approach with Laser Scan Data for Visualizing Inundation Prediction in Underground Spaces (Oral)

・AR Representation of Handwritten Note for Information Sharing at Worksite(Poster)

 

残念ながらポスター発表をする予定だった大学院生は体調不良のため欠席となりました。

私自身は人前でしゃべることが得意ではないため、発表自体はいつも通り下手くそではありましたが、わがボスの指導の下、自身のベストは尽くせたのではないでしょうか…。

 

筆者は来年度から建設会社に就職し、情報化施工に取り組むということもあり、改めて貴重な経験をさせていただいたと感じています。

この経験を糧にして、日本、いや世界の建設業界を情報で支えていく所存であります。

暖かく見守っていてください(笑)

 

廣瀬 詢