機械とは

機械は単なる物ではありません.小さな部品であろうと,大きなシステムであろうと,機械は「しくみ(機能)」を持っています.このしくみは,機械に与えられた役割を実現するための構造や機構のことを意味しています.
 しくみを発想し,素材となる材料を選び,実現可能な構造や機構を設計し,加工により実体とし,制御によって動作させ,機能として実化する.
 発想した「しくみ」を創出するときに,機械工学が必要です.


 世の中にある機械装置を作るには,3つの機能(物質的機能,力学的機能,情報処理的機能) が必要となります.さらにこれらの機能を実現するには,4つの要素(物質・設計・生産・制御) を理解する必要があります.


 機械工学科では,4つの分野の基本原理と応用技術の修得を目指しています.そのために, 基礎理論の学習と多くの実験・実習を配し,卒業研究を通して自ら考え解決する力を養います.
 異分野間の境界がなくなりつつある現在,機械工学を修めた人材は, 機械だけでなく,電気,情報,医療などの幅広い分野で活躍しています.

【 教育目的 】 機械工学の基礎理論の理解と応用技術の修得