
「文化財保存修復研究拠点」(ICP)の活動は、無事に終了いたしました。
この文化財保存修復研究拠点での成果を受けて、2013年度より、新たに「国際文化財・文化研究センター」(CHC)が発足いたしました。
これは、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(2013年~2017年)の採択を受けたもので、今後も、関西大学では文化財をめぐる総合的な研究を行っていきます。
ICP 文化財保存修復研究拠点
平成20年度(2008年度)に関西大学において「文化財保存修復研究拠点」(Institute for Conservation and Restoration of Cultural Properties)を設立いたしました。このプロジェクトは、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を受けたもので、平成24年度(2012年度)までの5年間の計画で研究を始めております。
プロジェクトの目的は、古代エジプト時代の文化財を主な対象として、文化財の保存や修復の方法、活用の方法を多面的に研究するものです。エジプトのサッカラ地域にあるイドゥートの地下埋葬室の壁画を修復するために行ってきた成果を踏まえて、エジプトの他の遺跡や、あるいは広く世界の文化財を研究の対象にしています。
構成員は、エジプト学、文化財保存科学、博物学、古典学、都市計画学、地盤工学、分析化学、微生物学、高分子化学などの専門家からなり、地盤班、保存修復班、文化・都市班、技術開発班の4つの班に分かれて活動しています。

What’s New!
2013/7/30
文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業によって「国際的な文化財活用方法の総合的研究」(2013年~2017年)が採択されました。これを受けて、関西大学に「国際文化財・文化研究センター」(CHC)が発足いたしました。
2013/6/25
2013年年6月14日(金)より、関西大学とカイロ大学の学術協定により、カイロ大学考古学部からサラーハ・エル・ホーリ氏とオラ・エル・オゲジ氏の、二名の先生方が交換研究員として来日され、関西大学へと来られました。
2013/3/29
2013年3月4日に、関西大学文化財保存修復研究拠点の紀要『セマウイ・メヌ(Semawy Menu)』第4号、『関西大学文化財保存修復研究拠点』ニューズレター第5号を発行しました。