文化共生学領域

何が学べるか


文化共⽣学とは?

 ⽂化共⽣学は、⽂化を通じた「共⽣」のあり⽅を問う学問です。そのためには、まず⽇本や世界の各地域に存在する多様な⽂化を理解し把握することが必要です。さらには、ある地域の⽂化を、場所や時代を変えて⽐べてみることで相対化しながら、「共⽣」のための⼿がかりを探求していきます。

文化共生学領域が対象とする地域とテーマ

 対象とする地域は、⽇本をはじめヨーロッパ、地中海世界、バルカン半島から中東を含むイスラーム世界、⼤⻄洋をはさんだアフリカや中南⽶にまで広がっています。対象とするテーマは、テーマパーク、動物園・⽔族館⽂化、⾳楽と記憶の⼈類学、マイノリティ研究、飲⾷や環境の⽐較⽂化史、サブカルチャー(アイドルやアニメ)など、⾮常に多岐にわたります。

教員紹介


森 貴史

MORI Takashi

 主要な専門分野は、ドイツを中心としたヨーロッパ文化論とサブカルチャー研究。ドイツの近代以降からナチス時代までの生活文化、身体文化について広範に研究している一方で、日独のサブカルチャー交流、日本のマンガ、アニメ、コンシューマゲーム、グループアイドル文化などの研究も手がけている。

tmori(@)kansai-u.ac.jp ※(@)を@に変換

澤井一彰

SAWAI Kazuaki

 アジア、アフリカ、ヨーロッパにまたがるオスマン帝国の歴史を、都であったイスタンブルを中心に研究している。食糧不足や治安悪化など人口流入にともなう都市社会の変化や地震、火災、洪水などによる自然災害による影響に加えて、最近は酒を含む飲食文化の社会史についても研究テーマを広げている。

k-sawai(@)kansai-u.ac.jp ※(@)を@に変換

溝井裕⼀

MIZOI Yuichi

 専門分野は、西洋文化史・民間伝承・⼈と動物の関係史。ヨーロッパのメルヘン・伝説のほか、動物園・⽔族館に関する著作がある。現在はテーマパーク(特に恐竜パーク)に関する研究をおこなっている。動物表象の変遷や、没入型アトラクション・展示の研究を得意とする。

y_mizoi(@)kansai-u.ac.jp ※(@)を@に変換

青木 敬

AOKI Kay

 ポルトガル語圏文化研究を専門とし、とりわけアフリカ西岸の島国であるカーボヴェルデ共和国を中心に、クレオール音楽の形成・変容・実践を長期フィールドワークにもとづいて文化人類学の視点から研究している。近年は民族誌映画の制作にも取り組み、映像人類学の方法を通して、感情や記憶、音やリズムといった文化経験の表現を探究している。

kayaoki(@)kansai-u.ac.jp ※(@)を@に変換

卒業論文テーマ紹介


  • 地下アイドルのファン・コミュニティにおけるつながりと排他性
  • 「ホーンテッドマンション」における没入体験──ゲストの感覚を刺激する演出を中心とした考察
  • 「語られるサーミ」から「語るサーミ」へ──観光・博物館・フェスティバルにおける自己表象を事例に
  • バリ・ヒンドゥーと豚肉食──インドとバリ島における宗教的タブーと食文化の比較研究
  • 甲子園と北海道ボールパーク──レジャーの多様化で変化する球場のあり方
  • 音楽フェスにおける地域との関係構造とその拡張性──サヌキロック・コロシアムを事例として
  • 髪色の象徴性とその文化的背景──金髪と赤毛の比較分析
  • 戦禍とともに表現されるキャラクター──『ファイアーエムブレム』シリーズにおけるシステムとキャラクターの関係性
  • 違法性と匿名性のもとで編まれる関係性──グラフィティ・ライターT氏のライフストーリーを通して
  • 『忍たま乱太郎』はなぜ長寿作品であるのか