表象⽂化専修は、特定の地域にとらわれずにさまざまな表象⽂化を幅広く扱う専修として、2026年度に、芸術学美術史専修の美術史分野、映像⽂化専修、⽂化共⽣学専修が合併するかたちで設置されました。その経緯を受けて、本専修では美術史領域、映像⽂化領域、⽂化共⽣学領域の3領域を設けており、学⽣はそれらの領域を横断的に学ぶことになります。

 「表象」(representation)とは、諸々の芸術や⽂化における「再現・表現」「上演・上映」、さらには政治的な「代理・代⾏」を表す多義的な⾔葉です。本専修では、⼈々が⾃分たちの考えや想いを「あらわす」ために⽣みだされてきたあらゆるものが扱う対象になります。そこには、絵画・彫刻・写真・映画といった芸術作品だけでなく、広告・アニメ・マンガ・ソーシャルメディア・ビデオゲームなどのポピュラーカルチャー、メルヘン・⺠俗⾳楽・⾷⽂化などの伝承⽂化、さらには博物館・美術館・テーマパークといった⽂化施設まで、多種多様な対象が含まれます。

 こうした広範囲にわたる対象に学術的にアプローチするためには、複数のディシプリン(学問分野)を掛け合わせ、領域横断的な知性を磨く必要があります。本専修では、美術史、映画研究、メディア論、視覚⽂化論、⽂化史、⽐較⽂化論、⽂化⼈類学などのディシプリンに触れることができます。