2年次の海外体験研修、そして 3 年次の海外インターンシップに参加した学生の体験談を紹介します。

海外で感じた壁は、確かな自分の糧になっています。

海外の大学での学び方を体験してみたいとグローバル人材育成プログラムに参加。2年次の海外大学体験研修では3週間程度、台湾の大学に赴きました。この期間で、日常会話レベルの英語と、インターネットで事前に準備した英語表現で、現地学生とコミュニケーションを図りました。
3年次にはタイの大学に研究留学。現地の研究室で、画像の機械学習を活用して「レトロ」「手書き風」など画風を変換する編集機能のプログラミングに取り組みました。1ヶ月の研究留学ともなると、2年次の研修のようにはいきません。英語の論文を読む必要にも迫られましたし、そもそも研究内容を理解するのが難しく、思うように研究が進みませんでした。言葉の壁があってもこまめなコミュニケーションをとっていれば、周りと協力してもっと研究を進められたかもしれません。悔しさが残りましたが、まさに海外留学でしか得られない貴重な経験ができました。社会に出ても役に立つ財産になったと思います。

海外体験研修(台湾・中原大学/2年次)
海外インターンシップ(タイ・キングモンクット大学/3年次)

留学は貴重な経験。迷ったら挑戦してみましょう。

私は海外にはネガティブな思いを持っていましたが、人生の中でいつかは海外経験をすべきだと思っていたので、2年次で挑戦することに。台湾の大学で、日本、台湾、フィリピン、ベトナムの学生とともにロボット制御のプロジェクトに携わりました。他国の学生は英語を話せて当然で、私はおぼつかない英語で少しずつ話すのがやっと。厳しい経験でしたが、海外でのグループワークで求められる語学力を目の当たりにしたことは収穫でした。
3年次の研究留学ではAndroid用のアプリ開発に取り組みました。私が選択したプログラムでは担当教員とのやりとりが中心だったので、2年次の研修よりも語学力のハードルは低いと感じました。ただ、学外では中国語しか通じず、1ヶ月間生活するために夜市や屋台で食事を調達する必要があり、必死でやり取りしていました。その中で「実際に使える」言葉や表現がわかり、語学の本質的な面白さを感じることができました。

海外体験研修(台湾・中原大学/2年次)
海外インターンシップ(台湾・中原大学/3年次)

海外に出る絶好の機会を活かし、
現地での出会いもありました。

高校生の頃から海外に興味があり、トビタテjapan1期生として留学していた私。大学に入ってからも海外へ出たいと考えていたところ、グローバル人材育成プログラムを知って迷わず参加しました。2年次の研修で行ったのは、太陽光発電における送電時の電圧降下をおさえる研究。現地の学生とは、ボディランゲージを交ぜた英語でコミュニケーションしました。フィールドワークでは台湾の観光地を訪問し、日本との文化的な違いも体感できました。
3年次には電気電子情報工学科の4名でポーランドへ。同じ研究室に配属され、ポーランドの学生とともに、AIを活用したお絵かきロボットの製作に取り組みました。1ヶ月の滞在中には完成しませんでしたが、ポーランドの学生とSNSでやり取りをしながら製作を続け、半年後に完成。今でも連絡を取り合っており、国境を越えた絆が生まれました。
今春には電力会社の技術職に就きます。これからも好奇心を大切に、留学経験から得たチャレンジ精神を生かしていきたいです。

海外体験研修(台湾・中原大学/2年次)
海外インターンシップ(ポーランド・グダニスク工科大学/3年次)